フィルタ処理について
フィルタ処理を行うと、平均化やエッジ抽出といったことが実現できます。
平均化というのは、画像をぼかす効果を与えることです。ある種のモザイクのようなものといえます。
また、エッジ抽出というのは、輪郭部分を強調させることをいいます。
このように、”強調”と”ぼかし”という相異なるようなことを実現できるのです。
”強調”と”ぼかし”ということについて少し考えて見ましょう。
”強調”というのは、どこか注目している部分が、周りよりも目立っているということです。
高気圧を例に出しましょう。このとき、高気圧と呼ばれる部分は、その周辺で気圧が高くなっている部分をいいます。
このように、相対的な関係によって、”強調”というものが表現されるのです。
そう考えると、”ぼかし”というのは、周りとの相対的な違いが少ない状況だといえます。
つまり、「周りと比べる」ことによって”ぼかし”なのか”強調”なのかということが決まるわけです。
これを逆に考えると、「周りとの関係」を調整してあげることによってぼかしたり、
あるいは強調させたりということができるわけです。
注目している場所を強調させたりぼかしたりするときには、周りとの関係が重要になってくるわけです。
[編集中]